目次民泊運営代行会社5社を比較そもそも民泊運営代行とは?民泊運営代行会社は「手数料」だけで選ばない方がいい民泊運営代行会社を比較するときの8つのポイント民泊運営代行会社5社を詳しく比較5社を比べると「どこが一番」ではなく、得意分野が違うこんな人は&Hostも比較候補にまとめ|民泊運営代行は「料金」だけでなく「運営の中身」まで比較するよくある質問民泊の運営代行会社を探していると、「結局、どこも同じように見える」と感じる方は少なくありません。ゲスト対応、価格調整、OTA管理、清掃手配など、ホームページに並ぶ業務内容は似ています。一方で、実際に比較すると、会社ごとに得意な物件規模や運営方法、料金体系、価格調整の考え方、オーナーとの距離感はかなり異なります。特に注意したいのが、「手数料が安い会社=最も利益が残る会社」とは限らないことです。運営代行会社を選ぶ際は、手数料だけでなく、「どこまで任せられるのか」「どのように価格を調整するのか」「困ったときに誰へ相談できるのか」まで確認する必要があります。この記事では、2026年9月時点の公開情報をもとに、民泊・宿泊施設の運営に関わる5社を比較します。民泊運営代行会社5社を比較気になる会社から読む&Host → faminect → AirHost → カソク → matsuri technologies →まずは、今回取り上げる5社の特徴を大まかに整理します。&Host・料金・料金方式:最大15% ※契約部屋数等の条件により異なる・主な特徴:全国・1部屋から対応。実際の民泊運営を知るスタッフが担当・向いているケース:1〜数室から、担当者と相談しながら運営を任せたいfaminect・料金・料金方式:完全運用代行:総売上の20% ※清掃費別・主な特徴:24時間365日、多言語でのゲスト対応・向いているケース:ゲスト対応を含め、大きな運営体制へ任せたいAirHost・料金・料金方式:運用代行手数料15〜20%(外税)・主な特徴:PMS・自動化・複数OTA運用に強い・向いているケース:ITを活用した無人・省人運営を重視したいカソク・料金・料金方式:要問い合わせ・主な特徴:アパートメントホテル運用、一棟・複数室にも対応・向いているケース:一棟・複数室・アパートメントホテルを運営したいmatsuri technologies・料金・料金方式:要問い合わせ・主な特徴:ソフトウェアと宿泊オペレーションを組み合わせた運営・向いているケース:テクノロジーを活用した運営を重視したい料金や対応条件は各社の公開情報をもとに整理しています。物件や契約条件によって変わる項目もあるため、最終的には同じ物件条件で見積もりを揃えて比較してください。そもそも民泊運営代行とは?民泊運営代行とは、オーナーに代わって民泊の日常運営を行うサービスの総称です。一般的には、AirbnbやBooking.comなどのOTA管理、宿泊料金の調整、予約管理、ゲストとのメッセージ、チェックイン案内、清掃会社との連携、レビュー対応、トラブル時の一次対応などを委託します。ただし、「運営代行」と書かれていても、実際に含まれる業務は会社によって異なります。ゲスト対応だけを代行する会社もあれば、開業前の準備からOTA掲載、価格調整、清掃連携、日々の運営までまとめて相談できる会社もあります。・開業前:物件確認、収支確認、許認可、消防、内装・リフォーム、家具・家電、撮影、OTAページ作成・予約前:リスティング管理、価格調整、在庫・カレンダー管理・予約後:問い合わせ、予約変更・キャンセル対応、事前案内・宿泊中:チェックイン案内、設備問い合わせ、トラブル対応・チェックアウト後:清掃連携、忘れ物、レビュー対応・日常管理:売上確認、OTA運用、価格調整、オーナーとの相談「運営代行をお願いできるか」だけでなく、自分が任せたい業務がどこまで契約範囲に含まれているかを見ることが重要です。民泊運営代行会社は「手数料」だけで選ばない方がいい運営代行会社を比較するとき、最初に目につくのが「売上の○%」という手数料です。もちろん手数料は重要です。しかし民泊では運営方法によって売上そのものが変わるため、料率だけを見て判断すると、必ずしも手残りが最大になるとは限りません。単純化した例で考えてみます。・A社:月間売上100万円、運営手数料10% → 手数料控除後90万円・B社:月間売上106万円、運営手数料15% → 手数料控除後90.1万円手数料率だけを見るとA社の方が5ポイント安く見えます。しかしB社側の売上が約6%高ければ、この条件では手数料を差し引いた後の金額はほぼ同じになります。もちろん、これは説明のための単純な計算であり、「手数料15%の会社なら売上が6%上がる」という意味ではありません。重要なのは、手数料の数%だけでなく、その会社が価格をどう調整し、OTAをどう運用し、日々どのように判断しているのかまで含めて比較することです。民泊運営代行会社を比較するときの8つのポイント業務内容が似て見える会社でも、実際の運用方法には差があります。比較するときは、次の8項目を同じ条件で確認すると違いが見えやすくなります。1. 運営代行手数料「15%」「20%」という数字だけでは十分ではありません。売上の定義や、清掃費、初期費用、現地対応費などが別途発生するかも確認しましょう。2. 対応エリア全国対応と書かれていても、清掃や緊急時の現地対応は地域によって体制が異なります。地方物件では、実際にどのような現地体制を組むのかも確認しておくと安心です。3. 1室からでも依頼できるか運営会社によって得意な規模は異なります。一棟・数十室を得意とする会社もあれば、マンション1室や戸建て1棟から対応する会社もあります。自分の物件規模を前提に確認しましょう。4. 実際の民泊運営を知っている人が担当するか民泊では、「週末が空いているので価格を落とすか」「長期予約を受けるか」「設備トラブルをすぐ現地対応するか」など、細かな判断が日々発生します。会社の規模だけでなく、実際にオーナーとやり取りする担当者が宿泊運営をどの程度理解しているかも重要な比較ポイントです。5. 価格調整の中身多くの会社が「価格調整」に対応していますが、その方法は同じではありません。システムによる自動調整を中心とする場合もあれば、予約状況、曜日、季節、イベント、予約までの日数、先々の埋まり具合などを見ながら細かく調整する場合もあります。「価格調整あり」という○×だけでなく、誰が、何を見ながら、どの程度の頻度で調整しているかを確認すると違いが見えやすくなります。6. OTA・リスティングは掲載後も運用されるかAirbnbにページを作成して終わりではありません。写真の順番、タイトル、説明文、最低宿泊日数、料金、キャンセル条件、レビューなど、公開後も調整できるポイントがあります。複数OTAを利用する場合は、在庫や料金をどう一元管理するかも確認しましょう。7. 担当者へ個別に相談できるか完全代行で日常業務の大部分を任せても、設備を買い替えるか、予約条件を変えるか、長期予約を受けるかなど、オーナー側で判断が必要になる場面があります。その際、自分の物件を理解している担当者へ直接相談できるかどうかは、運営のしやすさに大きく影響します。8. 開業前からどこまで相談できるかこれから民泊を始める場合は、運営開始後より前の工程も重要です。物件選定、収支シミュレーション、許認可、消防設備・物件条件に応じた消防工事、内装・リフォーム、家具・家電の選定、撮影、OTAページ作成など、オープンまでには多くの工程があります。特に消防や許認可は物件条件・自治体によって必要な対応が変わるため、早い段階から相談できる会社の方が進めやすいケースがあります。民泊運営代行会社5社を詳しく比較ここからは、それぞれの会社がどのようなケースに向いているかを、公開情報をもとに整理します。&Host|1室から、実際の運営者へ相談しながら任せたい人向け▶︎サービスページはこちら&Hostは、民泊・旅館業の運営代行を全国で提供しています。運営代行料金は基本15%。契約部屋数や運営条件などにより個別に料率を設定しており、1部屋から相談可能です。特徴の一つが、オーナーそれぞれに担当者がつくことです。価格調整や予約管理、ゲスト対応、OTA運用といった日々の業務を完全に任せつつ、「この設備を変えた方がいいか」「今売り上げがいくらなのか」といった運営上の疑問が出たときに、担当者へ相談できます。価格調整についても、単純に価格調整ツールへ任せるだけではなく、実際の予約状況や先々の埋まり具合などを見ながら細かく調整しています。また、運営開始後だけでなく、これから民泊を立ち上げる段階から相談できます。物件選定や収支確認に加え、内装・リフォーム、家具・家電の選定、旅館業・住宅宿泊事業などの許認可、消防設備の確認や物件条件に応じて必要となる消防工事まで、開業に必要な工程をまとめて相談可能です。向いているケース:初めて民泊を始める/1〜数室から運営する/価格調整やOTA運用まで任せたい/運営中も担当者へ相談したい/内装・許認可・消防からまとめて相談したいfaminect|24時間365日の多言語対応を重視するなら▶︎サービスページはこちらfaminectは、民泊・別荘などの運営代行を提供する会社です。公式サイトでは複数言語に対応するコールセンターと24時間365日のゲスト対応を案内しており、完全運用代行は総売上の20%と公開されています。深夜・早朝を含めたゲスト対応や、多言語対応を重視するオーナーにとって比較しやすい会社です。AirHost|PMS・自動化を活用した運営に強い▶︎サービスページはこちらAirHostは、自社で宿泊施設向けPMSを開発し、そのシステムを活用した運用代行も提供しています。公開情報では運用代行手数料15〜20%(外税)。PMSやスマートチェックイン、IoTロックなどを組み合わせ、複数OTAの管理や無人・省人運営を重視したい場合の比較候補です。カソク|アパートメントホテル・一棟運営に強みカソク株式会社は、アパートメントホテルをはじめとする宿泊施設運用を強みとしています。公式サイトでは、1室から最大120室の中小規模建物を対象に、開発からオペレーションまで一貫対応すると案内しています。一棟物件、複数室、アパートメントホテルなどを検討している場合に確認しておきたい会社です。matsuri technologies|テクノロジーを活用した宿泊運営matsuri technologiesは、自社開発の省人管理ソフトウェアや集客基盤を活用し、宿泊施設のオペレーションを展開しています。m2mHostでは都市型マンションの1室から、部分代行・全部代行まで案内しています。単純なメッセージ代行というより、テクノロジーと宿泊施設運営を組み合わせた事業者として比較すると特徴を捉えやすいでしょう。5社を比べると「どこが一番」ではなく、得意分野が違う1室から、担当者と相談しながら任せる・比較候補:&Host24時間365日の多言語ゲスト対応・比較候補:faminectPMS・IT・無人運営・比較候補:AirHost、&Host一棟・アパートメントホテル・比較候補:カソク、&Hostテクノロジーを活用した宿泊運営・比較候補:matsuri technologies、AirHost大規模な運営会社だから安心というケースもあれば、物件数が少ないからこそ、自分の物件を理解してくれる担当者との距離を重視した方がよいケースもあります。「有名な会社を選ぶ」より、自分が手放したい業務と、自分で持っておきたい判断を先に決めることが、運営会社選びの近道です。こんな人は&Hostも比較候補に・初めて民泊を開業する・マンション1室や戸建て1棟など、小さく始めたい・価格調整まで任せたい・運営中に相談できる担当者がほしい・内装やリフォームから相談したい・許認可や消防設備・物件条件に応じた消防工事までまとめて相談したい・すでに他社へ任せているが、もう少し担当者と話せる体制にしたい&Hostでは、まだ物件を購入していない段階や、「この物件で民泊を始められるのか分からない」という段階から相談できます。まとめ|民泊運営代行は「料金」だけでなく「運営の中身」まで比較する民泊運営代行会社を選ぶ際、手数料は分かりやすい比較材料です。しかし実際の運営では、価格をどう調整するのか、OTAをどこまで運用するのか、誰へ相談できるのか、そして開業前からどの工程を任せられるのかによって、使い勝手は大きく変わります。まずは2〜3社程度へ同じ物件条件を伝え、業務範囲と見積もりを揃えて比較してみるのがおすすめです。&Hostでは、全国1部屋から民泊・旅館業の運営について相談を受け付けています。運営代行だけでなく、物件検討、内装・リフォーム、許認可、消防設備や物件条件に応じた消防工事など、開業前の段階から相談可能です。「この物件で始められるか確認したい」「今の運営会社と比較したい」といった段階でも、現在の状況をもとに相談できます。よくある質問民泊運営代行の費用相場はどのくらいですか?業務範囲によって異なりますが、今回比較した会社では、完全運営代行について売上の15〜20%程度を公開している例があります。清掃費や初期費用などが別途発生する場合があるため、率だけでなく総額で比較してください。民泊1室だけでも運営代行を依頼できますか?会社によって異なります。&Hostでは1部屋から対応しています。一方、一棟ホテルや複数室の運営を得意とする会社もあります。開業前の内装や消防工事も相談できますか?サービス範囲は会社ごとに異なります。&Hostでは、内装・リフォーム、家具・家電、許認可、消防設備の確認や、物件条件に応じて必要となる消防工事まで、民泊の立ち上げ段階からまとめて相談できます。運営代行会社へ任せれば、オーナーは何もしなくていいですか?日常業務の大部分を任せることはできますが、設備投資、修繕、契約変更など、所有者として判断が必要になる場面は残ります。そのため、判断が必要になった際に相談できる体制かも確認しておくと安心です。